腎細胞癌 Renal Cell Carcinoma

(腎細胞癌に対する承認内容)

バベンチオ®、インライタ®共通効能⼜は効果:根治切除不能⼜は転移性の腎細胞癌

インライタ®⽤法及び⽤量に関連する注意:抗悪性腫瘍剤(サイトカイン製剤を含む)による治療歴のない患者に対しては、PD-1/PD-L1阻害剤と併⽤すること。

臨床成績

JAVELIN Renal 101試験:国際共同第Ⅲ相試験(B9991003試験)1)2)

PD-L1陽性*1患者集団における無増悪生存期間(PFS)*2[ 主要評価項目](中間解析)

PD-L1陽性患者集団におけるPFSにおいて、バベンチオ®+インライタ®群のスニチニブ群に対する優越性が検証されました。中間解析のデータカットオフ時点におけるPFSイベント件数(%)はバベンチオ®+インライタ®群が108件(40.0%)、スニチニブ群が145件(50.0%)であり、PFS中央値はそれぞれ13.8ヵ月(95%信頼 区間:11.1ヵ月,推定不能)、7.2ヵ月(95%信頼区間:5.7ヵ月,9.7ヵ月)でした。

PFS[PD-L1陽性患者集団](FAS)
PD-L1陽性患者集団における全生存期間(OS)[主要評価項目](中間解析)

中間解析時点で、PD-L1陽性患者集団における死亡は81例であり、十分なイベント数が集積されていませんでした(事前に計画したOS最終解析に必要な368件のイベントに対して22%)。なお、PD-L1陽性患者集団におけるOSの中間解析の結果、有意な延長は認められませんでした。

*1:PD-L1発現率1%以上
*2:RECIST v1.1に基づく盲検下での独立中央判定による評価
*3:ECOG パフォーマンスステータス(0又は1)及び地域(米国、カナダ/西欧、その他の地域)による層別

全患者集団における無増悪生存期間(PFS)*1[重要な副次評価項目](中間解析)

PD-L1発現を問わない全患者集団におけるPFSにおいて、バベンチオ®+インライタ®群のスニチニブ群に対する優越性が検証されました。中間解析のデータカットオフ時点におけるPFSイベント件数(%)はバベンチオ®+インライタ®群が180件(40.7%)、スニチニブ群が216件(48.6%)であり、PFS中央値はそれぞれ13.8ヵ月(95%信頼区間:11.1ヵ月,推定不能)、8.4ヵ月(95%信頼区間:6.9ヵ月,11.1ヵ月)でした。

PFS[全患者集団](FAS)
全患者集団における全生存期間(OS)[重要な副次評価項目](中間解析)

事前に規定したゲート・キーピング法に従い、全患者集団のPFSで有意差が認められたことから、続いて全患者集団のOSを評価しました。中間解析時点で、全患者集団における死亡は138例であり、十分なイベント数が集積されていませんでした(事前に計画したOS最終解析に必要な534件のイベントに対して25.8%)。なお、全患者集団におけるOSの中間解析の結果、有意な延長は認められませんでした。

*1:RECIST v1.1に基づく盲検下での独立中央判定による評価
*2:ECOG パフォーマンスステータス(0又は1)及び地域(米国、カナダ/西欧、その他の地域)による層別

添付文書の「効能又は効果」等を考慮し、全患者集団を中心に有効性データを提示します。

全患者集団におけるPFSの背景因子別サブグループ解析
(重要な副次評価項目のサブグループ解析*1
全患者集団におけるPFSの背景因子別サブグループ解析(重要な副次評価項目のサブグループ解析、非層別解析)

*1:部分集団解析であり、優位性を示す解析ではない。
*2:層別因子を考慮していない。

PD-L1陽性*1患者集団及び全患者集団における客観的奏効率(ORR)*2[その他の副次評価項目]

PD-L1陽性患者集団におけるORRは、バベンチオ®+インライタ®群は55.2%、スニチニブ群は25.5%で、層別オッズ比は3.732(95%信頼区間:2.532,5.371)でした。また、全患者集団におけるORRは、バベンチオ®+インライタ®群は51.4%、スニチニブ群は25.7%で、層別オッズ比は3.098(95%信頼区間:2.300,4.148)でした。

PD-L1陽性患者集団及び全患者集団における客観的奏効率(ORR)[その他の副次評価項目]

*1:PD-L1発現率1%以上
*2:RECIST v1.1に基づく盲検下での独立中央判定による評価

全患者集団におけるORR[その他の副次評価項目]
全患者集団におけるORR[その他の副次評価項目]

*1:RECIST v1.1に基づく盲検下での独立中央判定による評価
*2:ECOG PS(0又は1)及び地域(米国、カナダ/西欧、その他の地域)による層別

全患者集団におけるORRの背景因⼦別サブグループ解析
(その他の副次評価項目のサブグループ解析*1
試験デザイン

*1:部分集団解析であり、優位性を示す解析ではない。
*2:層別因子を考慮していない。

安全性(安全性解析対象集団)

バベンチオ®+インライタ®併用投与を受けた434例(日本人*333例を含む)中414例(95.4%)に副作用が認められました。主な副作用は、下痢235例(54.1%)、高血圧208例(47.9%)、疲労156例(35.9%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群144例(33.2%)、発声障害116例(26.7%)、悪心107例(24.7%)、甲状腺機能低下症105例(24.2%)、口内炎96例(22.1%)、食欲減退86例(19.8%)でした。
スニチニブ単独投与を受けた439例(日本人*134例を含む)中423例(96.4%)に副作用が認められました。 主な副作用は、下痢196例(44.6%)、疲労159例(36.2%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群148例(33.7%)、悪心148例(33.7%)、高血圧142例(32.3%)、味覚異常141例(32.1%)、食欲減退115例(26.2%)、口内炎100例(22.8%)、好中球減少症79例(18.0%)でした。
重篤な副作用は、バベンチオ®+インライタ®群で74例(17.1%)に認められ、主な重篤な副作用は下痢が6例(1.4%)、注入に伴う反応及び呼吸困難が各4例(0.9%)、発熱、副腎不全、急性腎障害及び不明が各3例(0.7%)等でした。同様に、スニチニブ群で57例(13.0%)に認められ、主な重篤な副作用は発熱、急性腎障害及び貧血が各5例(1.1%)、嘔吐及び腹痛が各4例(0.9%)、悪心及び血小板減少症が各3例(0.7%)等でした。
治験薬の投与中止に至った副作用において、バベンチオ®+インライタ®群でいずれかの治験薬の投与中止が80例(18.4%)で、その内訳は、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加が17例(3.9%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加が11例(2.5%)、注入に伴う反応が8例(1.8%)、不明が3例(0.7%)等でした。
バベンチオ®の投与中止が64例(14.7%)で、その内訳は、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加が14例(3.2%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加が9例(2.1%)、注入に伴う反応が8例(1.8%)、不明が3例(0.7%)等でした。
インライタ®の投与中止が35例(8.1%)で、その内訳は、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加が4例(0.9%)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加及び不明が各3例(0.7%)等でした。
スニチニブ群の投与中止が35例(8.0%)で、その内訳は、手掌・足底発赤知覚不全症候群4例(0.9%)、疲労、脳血管障害、蛋白尿、急性腎障害及び悪心が各2例(0.5%)等でした。
なお、データカットオフ時点で、バベンチオ®+インライタ®群とスニチニブ群における死亡はそれぞれ63例(14.5%)、75例(17.1%)に認められ、副作用による死亡はそれぞれ5例(1.2%)、1例(0.2%)でした。

(効能又は効果追加承認時)

*1:RECIST v1.1に基づく盲検下での独立中央判定による評価
*2:ECOG PS(0又は1)及び地域(米国、カナダ/西欧、その他の地域)による層別
*3:日本の治験実施施設で治験に参加した患者(全患者集団に中国人1例、その他のアジア人1例を含む

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